【赤ちゃんの夜泣き対策】夫婦で乗り切る愛すべき貴重な時期の後篇です。
ここからは「夫婦で夜泣き対策3」からご紹介していきます。
終盤にはお母さんが頑張りすぎてはいけない理由も登場するので、出産直後の育児をあなどっているお父さんには是非とも目を通して頂きたい内容となっています。
それでは対策3からスタートします。
夫婦で夜泣き対策3 だっこ
最後にご紹介する夜泣き対策は「だっこ」です。正確にはかまってあげるといった方が正しいかもしれません。
赤ちゃんは寂しがり屋さんです。お腹も満足していて、おむつも汚れていない、とくに熱があるなどの体調的な異常があるわけでもないのに赤ちゃんが泣いてしまっている。
そんな時は赤ちゃんと遊んであげましょう。
遊ぶといっても難しいことではありません。赤ちゃんにとってはだっこしてもらっているだけでも嬉しいことですし、寝かしたままの状態で体に触ってあげるだけでも落ち着くこともあります。部屋の明かりを暗くしたり明るくしたりと変化させたり、違う部屋までだっこで連れて行ってあげる事でも、嬉しそうに泣き止むことがあります。
要するに、誰かが一緒にいてくれる安心感を与えてあげることで泣き止むこともあるということです。
赤ちゃんが好きなことを把握しておく
赤ちゃんが夜泣きを始めた時に、わけもわからずだっこをしたり、なでてみたりをしてもそう簡単には泣き止みません。
夜泣きを始めた赤ちゃんを泣きやませるためのあやし方のポイントは昼にあります。
昼にあやし慣れておく
昼間に赤ちゃんとスキンシップをとっておくことで、いったい赤ちゃんが何を好きで、どんなことをしたら落ち着くことが多いのかをあらかじめ知っておきましょう。
だっこが好きな赤ちゃんであれば夜泣きをした時もだっこをしてあげることが、満足して泣き止むポイントになりますし、歌ってあげることで落ち着いて眠っていく赤ちゃんもいれば、オルゴールが好きな赤ちゃん、明るい部屋の方が泣き止む赤ちゃんもいるので、あなたの赤ちゃんがどんなことが好きなのかを、しっかり昼の間に把握しておきましょう。
昼間のスキンシップが少なければ少ないほど、赤ちゃんの落ち着きポイントが分からないので、眠たい夜に苦労することになります。
さらに、昼間しっかりスキンシップをとることで、赤ちゃんも夜はお腹が空いたときとおむつが気持ち悪い時以外は寝ていたい状態になりやすいので、一石二鳥というわけです。
お父さんもあやし慣れる
泣いている赤ちゃんは、安心感を求めていることが多いので、突然お父さんが頑張ってあやそうとしてもなかなか泣き止んではくれません。
お父さんは仕事で家にいる時間が短く、普段だっこなどををあまりできないために、赤ちゃんからしてみると「お父さんは落ち着く相手ではない」ということです。
休みの日だけでもいいので、積極的に赤ちゃんとのスキンシップをとり、お父さんにも安心してもらえるような赤ちゃんとの関係性を作りましょう。
これは赤ちゃんのためだけではなく、毎日休みなく育児をしているお母さんのためと言う意味も強いので、お母さんに甘えずに、「お父さんここに有り」という存在感をしっかりと出しましょう。
頑張りすぎるお母さんに迫るリスク
赤ちゃんの夜泣きは出産後の体を元に戻そうと頑張っているお母さんの体に大きな負担を与えます。
赤ちゃんがお腹も満たされて、おむつもキレイになった途端眠ってくれるとそこまでの負担ではないですが、だっこしていないと泣いてしまって寝てくれない状態が何日も続くと、さすがのお母さんも疲れてしまいます。
お母さんには無理をする力が備わっていますが、その無理をしすぎてしまうと、数年後のお母さんに大きな変化が起きてしまうことがあるのです。
ホルモンバランスが崩れる
出産後に有名な気を付ける事と言えば「産後の肥立ち」ですね。簡単に説明すると、出産で頑張ったお母さんの体が、一生懸命出産前の状態に戻ろうとすることを言います。
出産後、疲れを感じながらも無理をして過ごしたお母さんも、体をしっかりと休めながら過ごしたお母さんも、再び家事をしっかりできるようになり、仕事復帰もできるようになります。
しかし、ここで紹介する問題は「ホルモンのバランスが崩れる」ことにあるのです。
鬱症状で別人に
出産後のお母さんの体は、無理ができてしまいがちです。
本来であれば疲労がたまっている状態でも、出産と言う大仕事を成し遂げたあとのお母さんは少し「テンションの上がった状態」になっています。それにより、睡眠不足の状態も平気で過ごせてしまい、痛いはずの体にも無理ができてしまうのです。
本来であればしっかりと休まなければいけない産後と言う大事な時期に、体が回復する前から無理をしてしまったお母さんに起きてしまうことがあるのが「精神面のトラブル」です。
産後の無理で崩れたままになってしまったホルモンバランスによって、元気で明るかったお母さんが、不安や悩みに襲われ、将来に明るい希望が持てずに暗い未来を想像し、常にふさぎ込んだ状態になってしまうことがあります。
これは、もともと元気で活発だった女性にこそおこりやすい症状です。なぜなら、出産後も「私はすぐに家事も仕事もできる」と思い込み、無理をしてしまうからなんです。
その結果、ほんの数ヶ月の安静期間で無理をしたばかりに、お父さんが大好きだった明るく元気なお母さんには2度と会うことができなくなってしまうことがあります。
お父さんのガンバリ次第
思い描いた家族の幸せを手に入れるためには、夜泣きに限らず育児において「お父さんが頑張る」ことが必要なんです。
お父さんは出産したわけでもなければ、ホルモンバランスが崩れているわけでもありません。無理ができるのはむしろお父さんなんです。明るい家庭を築くためにも積極的に育児に参加しましょう
赤ちゃんの夜泣き まとめ
赤ちゃんの登場によって、一気にお母さんとお父さんは大人へと成長していきます。
しかし最近ありがちなのは、お母さんが頑張って成長をして、お父さんは赤ちゃんと一緒になってお母さんに甘えてしまうという形。
赤ちゃんが赤ちゃんでいる期間は非常に短いです。お父さんも一緒になって、お母さんと赤ちゃんに負けない成長を目指しましょう。