赤ちゃんの夜泣きはほとんどのお母さんが激突する悩みの一つですね。
お腹が空いて泣いてしまう赤ちゃんもいれば、おむつを替えてほしくて泣いている赤ちゃん、中にはだっこしてほしくて泣いている赤ちゃんもいたりします。
お母さんの意識がはっきりしている昼間であれば、なぜ泣いているのかも分かることが多いのですが、寝ぼけている夜中の意識の中ではなかなか泣いている理由をわかってあげることができずに、いつの間にか赤ちゃんが大泣きしてしまうなんて事がありますよね。
今回はそんな赤ちゃんの夜泣きをお母さんだけでなく、お父さんの協力も得ながら乗り切って行くにはどうしたらいいのかをご紹介していきます。
夫婦で夜泣き対策1 粉ミルク
赤ちゃんが夜泣きをする大きな理由、それは「お腹が空いた」ことを訴えている時です。
成長著しい赤ちゃんにとって、食欲は生きるための最優先事項なんです。命がけの泣きなので、優しくかわいく「ほぎゃぁ」とは泣かずに「オギャー!!!」と全力で泣いてきます。
お腹が空いて泣いている場合には、お腹が満たされれば赤ちゃんは泣きやみます。そしてお腹を満たすのに必要なのは母乳でも粉ミルクでもどちらでもいいんです。
ということは、粉ミルクを活用することで、お父さんにも赤ちゃんの夜泣きをあやすことができるということです。
粉ミルクになれさせる
夜泣きする赤ちゃんを粉ミルクで満足させるのに大切なこと、それは「慣れさせる」ことです。この慣れさせるには2つの意味があります。
赤ちゃんを慣れさせる
1つ目の意味は「赤ちゃんを粉ミルクに慣れさせる」ということです。
母乳がしっかりでるお母さんは、赤ちゃんのご飯はすべてを母乳で済ませたいと考えることも多いと思います。その場合、夜泣きしている赤ちゃんに突然慣れないミルクを与えようとしても、赤ちゃん的にはいつもと違う粉ミルクを嫌がって飲んでくれないということがおきてきます。
はじめはビックリして嫌がっていた赤ちゃんも、次第に粉ミルクにも慣れてきて、数日後には粉ミルクも母乳も元気に飲んでくれるようになりますが、問題なのはそこではありません。
お父さんを慣れさせる
2つ目の意味は「お父さんを粉ミルクになれさせる」ということです。
お父さんの戦意喪失
お父さんの頑張りどころだと張り切り、お湯を沸かし、消毒が終わった哺乳瓶を片手にいざ赤ちゃんにミルクを与えようとしたお父さん。
しかし、母乳以外のご飯の存在を知らず、手慣れないお父さんが与えてくれるミルクには赤ちゃんが動揺してしまい、飲んでくれないことがあります。
先ほどお話しにでたとおり、赤ちゃんは少ししたら粉ミルクにも慣れて飲み始めますが、問題はお父さんです。
お母さんを楽にしてあげようという善意と赤ちゃんをあやしたいという優しい想いで行動をしたお父さんですが、「自分が与えるミルクは飲んでもらえない」という状況に陥った時に、案外簡単に戦意喪失してしまい、その後は夜だけでなく、昼のミルクもあげられなくなってしまうことがあります。
お父さんと一緒に、そして長期的に夜泣きを夫婦で満喫しようと思う場合は、赤ちゃんに粉ミルクなれをしておいてもらう必要があります。
母乳メインで育てているお母さんも、1日に1度や2度、粉ミルクをあげるのも、お父さんの育児充実のためには必要なことだと思います。
その際は、昼の意識がはっきりとした状態で、お父さんにも粉ミルクをあげる練習をさせて慣れさせておくと夜が楽になるでしょう。
夫婦で夜泣き対策2 おむつ替え
赤ちゃんが夜泣きをする大きな理由の2つ目はおむつを替えてほしいという合図です。
最近のおむつは吸収力も強力なので、おしっこ程度では赤ちゃんが泣きだすことはあまりありません。お腹が空いているわけでもなく、あやしても落ち着かない時はおむつをチェックしてみましょう。
おむつに顔を近づけてにおいをかいでみて、うんちのにおいがしたらおむつ替えを訴えている可能性大です。
おむつ替えは簡単
おむつ替えはお母さんにしかできないハイレベルなことではありません。お父さんも普通にできます。
お母さんもはじめは慣れない手つきで赤ちゃんに泣かれながら、次第に赤ちゃんの動きのくせや嫌がるときのポイント、スムーズにできる流れをつかんでいき、数日でおむつ替えのプロへと進化していきますよね。
お父さんは何を勘違いしているのか、はじめからお母さんみたいに上手にできないからと逃げ腰になってしまい、そもそもおむつ替えをする気がないという事態に陥りがちです。ミルクの時はやってみて泣かれての戦意喪失ですが、この場合は戦う前に逃げてしまっています。
これでは父親として、今後の責任を果たしていけるのかと言う心配がお母さんの胸にあふれてしまうので、はじめはうまくいかなくても、そのうまくいかない姿をお母さんと一緒に楽しみながらチャレンジしていきましょう。
その結果、お父さんがおむつ替えをマスターし、お母さんの幸せに、そして赤ちゃんの幸せにつながっていくわけです。
大げさに感じるかもしれませんが、出産後のお母さんに負担をかけてしまうことで、お父さんが愛したお母さんには今後会えなくなってしまうことがあります。話しの趣旨と外れてしまうので、この件に関しては後ほどお話ししていきます。
夫婦で夜泣き対策3
対策3の次はお母さんが頑張りすぎてはいけない理由も登場します。