猿島(さるしま)は、海水浴やバーベキュー、散策のスポットとして大人気の東京湾に浮かぶ無人島です。
四季を通してアウトドアを楽しむことができる猿島ですが、今回は「夏の海水浴」の楽しさに注目してご紹介させて頂きます。
無人島で冒険気分
なんといっても注目すべき点は「無人島」であるということ。
こどもにとってはこの「無人島」という響きがわくわく感を感じることができるので、それだけでもものすごいアドベンチャー気分を味わうことができます。
海水浴を楽しみに行くだけでなく「冒険に出かける」という喜びを体験できるのが猿島の大きな魅力と言えるでしょう。
旧軍施設で探検気分
猿島にはレンガ積みのトンネルや砲台の跡といった旧海軍の施設が残っています。
展望台広場もあり、ピクニックや休憩所として利用しながら、東京湾を眺めることができるポイントにもなっています。
緑の深い島なので、より一層の探検気分を盛り上げてくれます。
期間や営業時間など
海水浴を楽しめる期間は7月中旬から8月31日となっています。
営業時間は午前9時から午後4時です。
料金は大人600円、小学生までは300円となっています。
シャワールームが600円、貴重品を預けておくコインロッカーが300円となっています。
午前9時から午後4時
バーベキューについて
バーベキューを行う際はバーベキュー機材のレンタルを利用します。
以前はコンロや炭の持ち込みが可能でしたが、2014年からは持ち込みが禁止になっているのでご注意ください。
猿島と幕末
猿島にはかつて要塞の島であったという歴史があります。
幕末には黒船がやってきたという話しは有名ですが、その時代に東京湾の守りの要として重要なポジションを担っていたのが猿島ということなのです。
江戸幕府は猿島に3ヶ所の砲台施設を作り、黒船に対する守りを固めたということです。
猿島の名前の由来
猿島と聞いて気になるのは「なぜ猿島と呼ぶのか」というところですね。
雑学として知っておくことで、移動中などにこども達を楽しませることができます。
▼日蓮上人にまつわる話(猿島の名前の由来)
日蓮上人が小舟で東京湾を渡っている際、あたり一面が濃い霧に覆われ、行き先が全く分からなくなってしまいました。日蓮上人がお題目を唱えると、舳先にどこからともなく現れた白猿の案内によりたどり着いた島という伝説に因んで「猿島」と名付けられたそうです。
その後、地元漁師の助けを得て、現在の米が浜に上陸する際、サザエで足を切ってしまった漁師を見た日蓮上人が、お題目を唱えてサザエから角をなくしたため、この付近のサザエには角がないそうです。
なんと「サザエには角がない」ということにまで関連しているお話しなので、猿島でサザエを見かけた時にも披露できるお話しになりますね。
猿島で海水浴 まとめ
猿島は単純に海水浴を楽しむだけではなく、無人島という特殊な環境や、旧軍施設の跡が残っていることなどからも、探検気分を楽しむことができるスポットです。
お父さんや男の子にとってはかなり興味深い島だと思うので、この夏出かける海水浴場の候補に入れて見てはいかがでしょうか。