豊橋祇園祭はお笑い芸人の宮川大輔さんやNEWSの手越祐也さんなどが大活躍のバラエティ番組「世界の果てまでイッテQ!」でも取り上げられるなど、非常に知名度の高いお祭りです。
その大きな魅力には「伝説の手筒」とうたわれる手筒花火の存在が欠かせません。
今回はそんな伝説の手筒に関してのお話しや、人気が高いお祭りだからこその「見る側の悩み」に対するアドバイスなどについてご紹介していきたいと思います。
【伝説の手筒】現在の花火大会の原型
現在の花火大会の原型ともいえる歴史ある神事「東三河の手筒花火の奉納」は、打ち手たち自らが手筒の材料となる竹の確保まで行うというならわしがあります。
花火は花火師が作り、打ち上げは打ち上げる人が担当というバラバラな形ではなく、作成から打ち上げまで、同じ人が関わっていくという魅力がこもった手筒花火が、豊橋祇園祭では打ち上げられます。打ち上げることを表現する言葉としては「放揚する」というそうです。
言葉の選び方一つでも、手筒花火を知っている感じが出るので、試しに「放揚する」を使ってみてはいかがでしょうか。
動画で見るだけでも非常に迫力がありますね。
閲覧に関するアドバイス集
ここからは閲覧に関するアドバイスをまとめています。
疑問1 間近で手筒花火を見たい
伝説とまで言われる手筒花火。出来るだけ近くで見たいという声は多いようです。
できる事ならすぐ近くで放揚を見てみたいところですが、近づける距離は30mまで。
これは愛知県が定める手筒と大筒の保安距離ということで、これ以上は近づくことができないということです。
疑問2 手筒花火を自分で放揚したい!
格好よくもあり美しくもある手筒花火を見ていると、飛び入りで打ち上げに参加したくなるという声も多いですね。
では誰でも放揚することができるのかというとそうではなく、手筒花火の講習を受けて煙火消費保安手帳を取得している人が、さらに指導を受けた後に放揚するという条件があるので、体験したい気持ちは分かりますが、指導を受けていない以上は参加することができないということです。
どうしてもという場合は手筒花火の講習をしっかり受けるなど、放揚するための資格を手に入れましょう。
疑問3 チケットがなくても見物可能か
川岸の桟敷席で見物するためには、事前の予約によりチケットを手に入れておく必要がありますが、特別な席でなければチケットを手に入れていなくても見物することができます。
疑問4 車でも見に行けるのか
花火会場には駐車場は無いので、公共交通機関の利用が推奨されています。
豊橋公園は車両進入禁止となり、その時間は13時30分から20時30分までの時間ということです。
駐車違反の車両には厳しいチェックが入るそうです。気をつけましょう。
2時間途切れない花火
前夜祭のクライマックスとなる打ち上げ花火大会では、手筒花火をはじめとして花火コンクールやスターマイン、水上仕掛け花火が盛大に行われます。
大会終了までの2時間は、常にどこかで花火が上がっているという途切れない花火が非常に贅沢な気持ちにさせてくれます。
豊橋祇園祭では、花火大会はあくまでも前夜祭なのですが、今では例祭式典以上に注目を浴びるビックイベントとなっています。
豊橋祇園祭 まとめ
伝説の手筒と呼ばれる手筒花火を堪能できる豊橋祇園祭の花火大会。
なんと講習を受けるなどの訓練を積み、その資格を手に入れることで自ら手筒花火を放揚することも可能ということが分かりました。
お祭り男の血が騒いだ方は来年、再来年のお祭りに備えてまずは講習を受けに行き、手筒花火を放揚するという挑戦を行ってみてはいかがでしょうか。