赤ちゃんの肌は敏感肌。
言葉では聞いたことがありますし、なんとなくイメージもしていたハズ。
そしていざ赤ちゃんとの生活が始まると思い知らされます。
「こんなに敏感だったとは!」
とくに暑い季節の赤ちゃんは、汗もいっぱいかくので「あせも」が出てしまうことが多いですよね。
今回はあかちゃんのあせも対策について、そのままにしておいても良いものなのか、市販の薬で大丈夫なのか、病院に行くべきなのか、それとも薬以外の対策があるのか等、夏場に赤ちゃんを育てる人の参考になる情報をご紹介していきたいと思います。
あせも対策1 肌を清潔に保つ
まず、あせも対策で最も重要になってくることは「汗をかいたらそのままにしない」ということです。
暑くて寝苦しい夜や、一生懸命に母乳を飲んだ後などは赤ちゃんの体温が上がります。体温が上がれば当然ですが汗をかくことになるので、汗の状態をしっかり確認して、肌着が汗で濡れているようなら着替えさせてあげるなど、肌を清潔に保つようにしてあげましょう。
お風呂や濡れたガーゼで清潔に
汗をかいた赤ちゃんの肌を清潔に保つには、やっはり全身の汗を洗い流すことのできるお風呂やシャワーが最適です。
専門的な話しになると、「汗の線がつまってしまって・・・」等の難しい理由があるのですが、普通の人はそんなことまで考える必要はないので、「肌を清潔に保つのはお風呂」という普通の認識で大丈夫です。
あせもができやすい首やオムツ周り、あごなどの顔全般など、心配な部分や既にあせもができているところは汗が残らないように洗い流してあげましょう。
沐浴で使っていたようなオケを使って、暑い夏には水浴びタイムを遊びの中にとり入れるというのも、遊びながらあせも対策ができるので、生活のリズムに取り入れてみるのも良いと思います。
濡れたガーゼで対応
お湯でザバーっと流すことができるお風呂は、一番のあせも対策になることは分かりますが、だからといって夜中に寝汗などをかいた赤ちゃんや、外出先で汗をかいた場合など、お風呂にいっれられない場面も当然多いですよね。
そんな時は濡らしたガーゼで汗をかいたところや、あせもになりやすい部分を拭いてあげることでもあせも対策になります。
汗をかいた後の対応をしっかりと行いましょう。
あせも対策2 温度調整をする
あせも対策として大切になることには温度調整があります。
汗をかかないために「エアコンを強くする」というわけではありません。
たしかに暑すぎる部屋ではエアコンで温度調整を行うのですが、寒く感じてしまうほどに部屋を冷やしてしまっては、今度は赤ちゃんの汗をかく機能が低下してしまうので避けたいところです。
かといってエアコンを使わずに夏を過ごすというのも、今のご時世ではかなり厳しいものだと思うので、冷やしすぎない程度の適度な温度調整にはエアコンを上手に活用したいところです。
あせも対策3 食べ物で改善
あせもは体にたまった熱の調整で改善にすすむことが多くあります。
そのために部屋の温度を調整するのも一つの方法ですが、食べ物で調整することも大切なことになってきます。
大人でも食べたもので体温が大きく変わりますよね。当然赤ちゃんにもそれは当てはまるのです。
離乳食中に熱を取り除く食べ物
離乳食が始まっている赤ちゃんであれば、その離乳食で暑さ対策をしましょう。
熱を取り除く、手に入りやすい食材はこちらです。
- 豆腐
- トマト
- きゅうり
- 白菜
- ナス
こちらの5点であればスーパーでも気軽に手に入れることができるので、離乳食として利用してみると良いでしょう。
赤ちゃんの好き嫌いや体との相性などもあるので、どの食材を選ぶのかはコミュニケーションを多くとっているお母さんやお父さんの感覚で選びましょう。
熱を取り除く食材を取り入れ始めて、少しでもあせもが良くなったような感じがあれば、食材選びの効果が出ていると思っていいでしょう。
白米と味噌汁の母乳
離乳食前で母乳を与えている赤ちゃんにはお母さんの食べ物に意識を向けるのも一つの改善策です。
先ほど紹介したような熱を取り除く食材を直接赤ちゃんに食べさせることができない赤ちゃんには、お母さんが与える母乳にあせも対策を取り入れる方法もあるのです。
その場合はお母さんのご飯に白米と味噌汁を取り入れることが良いでしょう。
これにより赤ちゃんが飲む母乳の質が上がり、赤ちゃんの体に良い影響を与えてくれるということです。
そのうえで、先ほど紹介した熱を取り除く野菜をお母さんがたべることで、あせも対策にもなる良質の母乳が誕生するということでした。
顔や首、あごや手足に薬は使うべきか
顔や首、あごや手足、オムツ周りなど、油断するとあせもは体全体にできてしまいますね。
そしてあせもに対して「薬を使うべきか」という疑問を多くの人が持っているようです。
そこで、多くの情報を調べてみた結果、総合で考えると「薬は使わなくていい」という考えにたどり着きました。
あせもの状態にもよるのですが、まずは汗をかいたら洗い流すことや、気温や体温の調整などをしっかりと行って、それでも改善がない、悪化してしまうといった場合には「小児科」で症状を見てもらい、そこで処方された薬を使用する。
これが薬を使う場合の流れです。
市販の薬は使わないのか
市販の薬は使ってはいけないのかという話しもよく聞きますが、できれば小児科で症状を見てもらった方が良いです。
どの薬が今のあせもの状態に丁度いいのかなんて、一般の人には判断できないという点と、薬を塗りたいと思うほどのあせもが出ているのであれば、もしかしたら「あせもではない他の症状」という可能性も心配です。
赤ちゃんのためにも一度小児科で診断してもらいましょう。
小児科でもらうステロイドを使いたくない
小児科でもらえる薬は基本的にステロイド系の薬になります。
ステロイドの副作用を嫌う人は非常に多く、できればステロイドを使う頻度を下げたいところです。
おすすめの流れは小児科のステロイドで症状を一気に抑えつつ、症状が落ち着いたころにはより安全な成分のベビーローションで肌に潤いを与え、ステロイドを使う頻度を減らしていくのが理想的です。