『日本さくら名所100選』
テレビや雑誌、ネットなどでもよく聞くこの100選。
桜の名所なんだなぁということはわかると思いますが、いったいどのような基準で選ばれた100選なのかご存知でしょうか?
ここでは日本さくら名所100選が誕生した由来と選定基準についてご紹介していきます。
日本さくら名所100選が誕生した由来
日本さくら名所100選は1990年(平成2年)に誕生しました。
100選を選んだメンバーは全国知事会や花と緑の博覧会協会、環境庁など、環境や自然にゆかりの強い人たちが集まって決めました。
きっかけとしては、「財団法人・日本さくらの会の創立25周年記念」として誕生しています。
日本さくら名所100選の選定基準
選定基準は9つに別れています。
- 桜の名所としての知名度が高い
- 比較的健全な成木である
- 花見客が多い(利用者が多い)
- 保護管理体制が整っている
- 歴史がある(由緒ある)
- 桜が周囲の自然環境とよく調和していて、著しく自然景観を向上させている
- 成木の植栽本数が多い
- 単木の名木は対象外
- 各都道府県から最低1ヶ所を選定する
9つの最低基準をクリアした名所の中から、日本を代表する特色のある優れた桜を選定して日本さくら名所100選は選ばれています。
単木の名木は対象外について
「単木の名木は対象外」
この基準を知らなかった人は多かったのではないでしょうか?
例えばご近所でものすごく立派な桜の木があるとします。
地元住民だけでなく、観光客も多く足を運ぶような美しくて立派な桜の木です。
その桜の木がどれだけ人々の心をつかみ、圧倒的な存在感を放つ存在だったとしても、周りに桜の木がない「単木」であれば日本さくら名所100選に選ばれることはないということです。
ご近所の名所になっている桜の木がなぜ100選に選ばれていないのか不思議に思うこともあると思います。
そんな時はこの9つの基準に当てはまっているのかをチェックしてみるのも楽しい試みかもしれません。
日本さくら名所100選 まとめ
全国的に知名度の高い日本さくら名所でお花見をするのも当然素敵なことですが、時には地元の隠れた名桜のもとに足を運んでみるのもおつですね。
お花見スポットの参考に。