花粉症の遅発相反応とは
花粉症の症状の中には早くおこる即時相反応と、後になって現れる遅発相反応があります。それぞれの違いを見てみましょう。
遅発相反応
今回のテーマでもある遅発相反応は、7時間~2日後に症状が現れます。外出から帰って室内で花粉対策をしているハズが鼻がつまりだしたりしたことはありませんか?その場合、外出先で浴びていた花粉が時間を経て鼻づまりをおこしている可能性があります。遅発相反応による症状であれば、どれだけ室内を掃除して、空気清浄器を付けて、湿度を上げてと対策を行っても即効性の効果はなかなか期待できません。
即時相反応
くしゃみや鼻水のように、10分~20分程度でおこる症状が即時相反応です。外出先でくしゃみや鼻水が多くなるのが分かりやすい例です。症状が現れても花粉と接しないよう対策をとることで、しばらくすると改善することが多いです。
遅発相反応の対策
遅れて症状が現れる遅発相反応。では、この反応を抑えるためには何をしたら良いかというと、従来の基本的な花粉症対策が一番効果的です。
というのも、花粉症の症状でも辛いのはこの遅発相反応の方なんです。即時相反応がくしゃみ、鼻水、目のかゆみなどを引きおこす化学物質が誘発されるのに対し、遅発相反応では炎症がおき、粘膜が破壊され肥厚して鼻づまりをおこすなど、慢性の症状が出ます。この症状を和らげるためにもそもそもの花粉症対策としてマスクをする、外出先から戻るときは花粉を払うなどの良く知られた対策があるので、そのまま実行していくことが何よりの対策となります。
一番の対策は花粉症のシーズンは外出を控えることなのですが、なかなかそうもいきません。出かけるときは花粉を体に取り込まないための対策をしっかりしていきましょう。
遅発相反応以外にも注意
遅発相反応により鼻に炎症がおこることで、鼻づまりだけではなく微熱や頭痛を引き起こしてしまいます。炎症を抑えるためにも外出先ではマスクの着用、家では温かいタオルを鼻にあてるなどをして、鼻への負担を少なくするようにしましょう。
花粉症の遅発相反応 まとめ
遅発相反応は名前を聞きなれていないだけで、皆さんが知っている花粉症の症状のひとつです。花粉症の季節になんの対策もしないで外出すると、忘れた頃に突然花粉症の症状に襲われるかもしれません。普段から基本的な花粉症対策を忘れないようにしましょう。
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しっかり対策しましょう!