花粉症で下痢や腹痛がおこる?
花粉症と下痢や腹痛なんて関係ないような気がしますよね?じつは花粉の季節に下痢になってしまう方もいるんです。
花粉症により下痢や腹痛がおこる原因
花粉症で下痢になる原因は花粉を飲み込んでしまうことにあります。花粉を含んだ鼻水を飲んでしまうことで、消化器症状がでるというものです。そもそも花粉症で鼻水、鼻づまりがおこるのは体が花粉を異物だと判断し、体の外に花粉を追い出そうとする防衛反応が過剰に起きてしまうことによるもの。
そして胃に入れば吐き気、腸に入ると下痢という形で体が花粉を外に出そうとするわけです。まれにアナフィラキシーショックをおこすこともあるので、花粉症の症状にはくしゃみ、鼻水、鼻づまり以外にも注意が必要です。
アナフィラキシーショック
アナフィラキシーショックは、下痢、腹痛以外にも症状は人それぞれ多数あり、なかには呼吸困難、脳炎、意識を失ってしまうなど重い症状がおこることもあります。
花粉症による下痢、腹痛対策
花粉症による下痢、腹痛対策についてです。
基本の花粉症対策をする
下痢や腹痛の症状が花粉によるものであった場合は、花粉を体内に入れないようにしていくことです。外出時にはマスクをする、室内に入る前には花粉をよく払い落としてから入るなど、基本的な花粉症対策をしっかり行い、花が体内に入ることを少しでも減らしましょう。
服用中の薬の確認
くしゃみ、鼻水、鼻づまり対策として服用している薬が、胃にダメージを与えていることも考えられるので、花粉症のために何か薬を服用されている方は、医師、薬剤師に服用する薬について相談してみると良いでしょう。
マッサージによる花粉症の改善
非常に分かりやすいシリーズ動画を紹介しておきます。体をケアすることにより花粉症の症状を和らげることができます。すなわち、花粉症による下痢や腹痛も和らげることに繋がります。
首のマッサージ編
https://youtu.be/wJz2DYSjgNE
肺のマッサージ編
https://youtu.be/4flDrQRbMtE
肝臓のストレッチ編
https://youtu.be/3HJEMknq3y0
花粉症以外にも注意
花粉症の時期の下痢や腹痛だからといって、花粉が原因だと決めつけてはいけません。下痢が長く続く場合は何かの病気のサインを体が出しているのかも知れないので、2週間、3週間と長く症状が治まらないようであれば、内科、消化器科、胃腸科で一度診断を受けることも検討すると良いでしょう。
子供は何科?
まずは小児科へ行きましょう。お子さんを何科に連れて行くと良いのかは悩みどころです。とくに小さいお子さんの場合は自分の判断で花粉症による症状だと決めてしまわずに、病院で診断してもらうようにしましょう。
便の色や臭いの状態、1日の回数などをしっかり伝えられるよう、家のかたも把握しておくと良いでしょう。ちなみに、基本的には14歳までは小児科で診断を受けることができます。
下痢、腹痛対策 まとめ
花粉症による下痢や腹痛の対策は、やはり花粉を取り込む量を減らすことにあります。基本的な花粉症対策をしっかり行い、外出先だけでなく室内でも花粉の量を減らすように心がけましょう。それでも鼻水を完全に止めることはなかなか難しいので、鼻水は飲み込まない、何か食べる時はうがいをする等して、花粉が体に入る量を減らしていきましょう。