痴漢に間違えられた時にとるべき行動を紹介します。
「やっていない」からと言って、素直に警察のもとに行くと、「無実の証明が出来ない」ので逮捕勾留されることになります。
痴漢に間違えられた場合には、単純に警察に行けばいいということでもないことが分かります。
痴漢に間違えられたとき1 名刺を差し出す
痴漢に間違えられた時は、名刺を渡してその場を立ち去るという方法が最も無難とされているようです。
理由としては「この場は立ち去りますが、この件から逃げるわけではない」という意思表明のためですね。
その場にとどまって話しをしていると、周りにも「この人は痴漢」という認識を与えてしまいますし、駅員さんが登場し、警察が現れて逮捕されてしまえば無実になる可能性は極めて低くなります。
名刺を渡してその場を離れることが一番に取るべき行動になるということです。
【痴漢冤罪を訴えた男性の動画】
痴漢に間違えられたとき2 免許証も差し出す
名刺だけでは納得してもらえないこともあります。それは「ダミーの名刺かもしれない」という被害者側の考えもあるからですね。
あなたが痴漢をしたわけではなくても、被害者側としては痴漢をされたからこそあなたが痴漢だと勘違いしているわけなので、自分ではないという強い意思表示のためにも免許証を出すという行為は有効と言われています。
しかし、免許証は個人情報の塊です。
免許証を手に入れるために仕組まれた新手の詐欺の可能性もあるので注意しましょう。
痴漢に間違えられたとき3 駅員室へ行かない
無実の場合は「駅員室に行ってはダメ」という考え方が非常に多いです。
駅員室に行けばまず間違いなく警察に連絡が入り、無実が証明できない限り逮捕勾留となる流れとなります。
その場で無実を証明できるかといわれると、証明できないというのが現実なので、駅員室に行くということは、無実であっても逮捕勾留される流れになるということです。
痴漢に間違えられたとき4 弁護士を呼ぶ
その場を離れられないような状態になっている場合には、とにかく弁護士を呼ぶことが有効なようです。
予定が入っていて急いでいる中で突然痴漢と間違えられて、その場を離れるために思いつきで話しを進めてしまうと、その言動によってより怪しまれてしまい、疑いが深くなる可能性があるからということです。
専門家である弁護士の立会のもとで、名刺を出すなどの行動をおこし、その場を離れられるようにすると良いということです。
しかし、この方法は弁護士が到着するまでの時間があればということになるので、現実的には難しい方法と言えるでしょう。
痴漢に間違えられたとき5 会話を録音する
出来るだけ早い段階から堂々と会話を録音しましょう。
被害者側の話しも自分の話しも録音して、無実の証拠がない中で「自分はやっていない」ということを一貫して主張してきたという証拠を残しましょう。
逆に、被害者の言葉の中から「あなたでは痴漢が出来ない状況だった」という証言を見つける事に繋がるかも知れません。
この時大切なのは、示談で終わらせようとして途中で「やった」という話しをしてしまうと取り返しがつかないので、無実であれば無実を主張し続けることが大切ということです。
痴漢に間違えられたとき6 走って逃げるのは無理
痴漢に間違えられた場合、走って逃げられる可能性はかなり低いようです。
なぜなら痴漢に間違えられるような状況では、そこは人ごみということになります。
人が邪魔で走りにくいという点と、「あの人痴漢!捕まえて!」という声により、正義感の強い一般の人に取り押さえられるというパターンがあるからですね。
逃げようとして逃げられなかった場合は、「やったから逃げた」という流れになるので、非常にリスクの高い行動になるということです。
走って逃げることはやめた方が良いでしょう。
専門家により意見はバラバラ
今回、痴漢に間違えられた時の対処法を調べて気が付いたことは、考え方が一貫していないということ。
名刺を置いて立ち去ることがベストという考え方も多い中で、むしろ駅員のところに同行するべきという考えや、弁護士が来るまで何もするなという意見までありました。
その時の状況や被害者の方、駅員さんなどによって対応は変わると思うので、まずは痴漢と間違えられないように、日頃から心がけていくことが大切ということのようです。
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