NHKの連続テレビ小説『まれ』のオープニングテーマ曲「希空~まれぞら~」に小学生姉妹が作成した歌詞が採用されました。
採用されたポイント、決め手になったのは使われている言葉のシンプルさとふんわりとした優しさ、そしてしっかりとした意志と自由さが感じられたところだと言います。
その歌詞が聴けるのは「希空~まれぞら~」の2番の歌詞。
まずはその歌詞をご紹介します。
「希空~まれぞら~」の2番の歌詞
こちらが「希空~まれぞら~」の2番の歌詞です。
大きな花を咲かせよう
今はまだ小さなつぼみでも
少しずつひらいて
そして花がさくよ
このゆめのように空が広く青いほど
伝えてくれる
ふるさとのあたたかさを
どうかおぼえておいてね
一人はないことを
大切な仲間たちは
あなたを待っているよ
このシンプルな言葉選びとふんわりとした優しさが、意志と自由さを感じられるところが、「まれ」の登場人物達のイメージに重なり合うところがあるということなので、歌詞を聴いたうえでドラマを楽しむことも今回の朝ドラの楽しみの一つとなりそうです。
なぜ小学生の歌詞が採用されたのか
普通であれば小学生の歌詞が採用されるということは考えにくい出来事です。
たとえステキな歌詞を書くことができたとしても、その存在を知ってもらう機会がなかなかないというのがその大きな理由となります。
今回小学生姉妹の歌詞が採用されることとなった大きな理由には「歌詞の一般公募」の存在がありました。
それは、5月にオープニングテーマ曲の2番の歌詞が募集されていたんですね。
公募数はなんと12,722作品にもおよび、その中から選ばれた作品が小学生姉妹の作詞ということです。
この一般公募を行ったことで、大人では書くことの難しい優しい作品「小学生の作品」が採用されることになったのです。
谷上碧さんと谷上雪さん
今回採用された作詞を応募した小学生は谷上碧(たにがみあおい)さんと谷上雪(ましろ)さんです。
谷上碧さんがお姉ちゃんで11歳。谷上雪さんが妹の8歳です。
長野県に住む二人の姉妹が共作した歌詞が、2015年7月29日(水)より放送開始とのことです。
純粋な小学生の書き下ろした優しい歌詞が、朝のお茶の間に流れる時間が楽しみですね。