五月人形の設置場所を決める
まずはじめに、五月人形の設置場所を決めましょう。
どこに飾るかが決まることではじめて
形や大きさなどの目安が見えてきます。
床の間
基本的には床の間に飾ります。
お子さんの成長を見守る五月人形は
格式の高い場所に飾ることが好ましいです。
リビング
床の間が無い場合はリビングに飾ります。
リビング全体を見守ることができるように
設置する位置を意識して飾りましょう。
設置場所の注意点
五月人形を設置する際に
避けた方が良い場所がいくつかあります。
直射日光は避ける
大切な人形が色褪せてしまうので
直射日光が当たる場所は避けましょう。
もし直射日光のあたる場所に
設置する必要があるようでしたら、
カーテンを付けるなどして
差し込む光をおさえましょう。
明るく涼しく直射日光の当たらない場所が
五月人形を飾る場所としておすすめです。
玄関は避ける
コンパクトな五月人形を
玄関の下駄箱の上に飾ってある家を
よく見かけますが、おすすめではありません。
湿気を含んだ空気をかぶりやすい場所なので
人形が傷みやすい場所です。
なにより五月人形は
格式の高い場所に飾りたいので
床の間やリビングに飾りましょう。
キッチンのそばは避ける
キッチン周りは湿度が高くなるので
人形にとって良い環境とは言えません。
火も使い、温度変化の激しい場所でもあるので
五月人形を飾るには適しません。
部屋の角を避ける
部屋の角は空気の流れが悪く
人形が痛む原因になります。
空気の流れが良い場所を選びましょう。
五月人形の種類を決める
五月人形の種類には、
鎧に諸道具を組み合わせて飾る「鎧飾り」
兜を中心にした「兜飾り」
他にひとがたの五月人形などもあります。
ここではそれぞれの特徴を紹介するので
選ぶ際の参考にしてください。
鎧飾り-よろいかざり-
甲冑全てを模した飾りとなっており、
豪華で本格的に飾りたい方に人気の五月人形です。
鎧飾りの中でも人気が高いのは
実際にきることができる着用飾りです。
はじめのうちは飾るだけですが、
実際に着用する頃には
大きな成長を感じることができるでしょう。
兜飾り-かぶとかざり-
甲冑の兜を模した飾りで、
最も種類が多く代表的な五月人形です。
兜だけではなく、弓太刀を添えて
飾ることが一般的です。
鎧飾りと同じく
着用飾りが人気です。
ひとがたの五月人形
こちらでは人型の五月人形について
紹介させていただきます。
武者人形
武者人形とは、江戸時代に鎧兜飾りから別れた、人形ひとがたの五月人形。 その姿形に関わらず、人形ひとがたの五月人形は武者人形と呼ばれることが多い。 鍾馗人形・金太郎など様々な歴史上・伝説上の英雄豪傑たちや、大将さんと呼ばれる大将人形や乗馬人形など、様々な種類の武者人形が存在し、こよなく愛されています。
子供大将
男子の無地の成長を願い、強く逞たくましくの願いが込められる武者人形。 現在のものは武具甲冑で身を固めつつも、あどけない表情の少年武者が多い。 武具の意匠や大きさにバリエーションがあり、飾る空間に応じて楽しむことができます。 最近では、次男、三男の端午飾りとして注目を浴びているようです。
童人形
おひな様と一緒に飾る「市松人形」と同じように、兜・鎧と一緒に並べて飾るお人形のことです。 親しい人からお祝いとして、贈られることが一般的に多いようです。 金太郎であったり、桃太郎であったり、牛若丸であったり、笛吹童子であったり、蹴鞠人形であったり、獅子舞であったり、様々な伝説・歴史上の人物を人形として再現されています。 子供の代わりに厄を背負ってくれるお守りとして飾られ、我が子の健やかな成長を願い子供を護ってくれるようにと、端午の節句にはもちろん、端午の節句以外にも飾られる事のある人形飾りです。
金太郎人形
端午の節句の定番、まさかりを担いだ金太郎人形。 紅顔の童子人形の総称です。大江山の酒天童子を退治した勇士である坂田公時の少年時代の姿を現しているといわれています。 金太郎は平安時代の天暦10年の5月に誕生したとされ、菱形の腹掛けを着け、鉞(まさかり)を担いで熊の背に乗る姿は、出世、強健、武勇を象徴する男の子の守り神として飾られています。
子供の日の五月人形選び まとめ
五月人形にはお子さんの成長を見守る
大切な役割があります。
五月人形を選ぶことも大切ですが、
末永く自慢の五月人形として飾るためにも
飾る場所や生活の背景も意識した選び方をすると
飾る家も、人も、五月人形にとっても
素敵な選び方になるでしょう。
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楽しいこどもの日を♪