数年前から潮干狩りが中止となっている和歌山県の人気潮干狩りスポット加太潮干狩り場と片男波潮干狩り場。
近年は潮干狩りの中止が続いており、再開を楽しみにしていた地元の人たちを中心に、いつになったら再び潮干狩りを楽しめるのかと残念がる声が高まっています。
加太潮干狩り場と片男波潮干狩り場は同じ和歌山市内の潮干狩り場でありながら「再開できない理由」に違いがあります。
見通しとしてはおそらく片男波潮干狩り場の方が早く再開できる可能性があると言われており。1年でも早い潮干狩り場の復活が待ち望まれています。
このページではそれぞれの潮干狩り場が中止になってしまった経緯と、再開のめどはどのくらいなのか、そのために取り組んでいることはなんなのかについてお話ししていきます。
片男波潮干狩り場
片男波潮干狩り場は一時期を除いて1万~2万人が訪れた潮干狩りの人気スポットでした。
潮干狩り場の大きさは県内最大級の規模を誇り、平成16年には約4万7千人の潮干狩り客でにぎわうこともありました。
しかし、平成21年度からあさりの減少などの影響で潮干狩りは中止をよぎなくされて以来、潮干狩りは中止となってしまっています。
天敵によるあさりの減少
あさりが減少した大きな要因と考えられているのはエイやツメタガイなどのあさりの天敵となる生き物の増加です。
天敵が沢山生息することであさりが食べられてしまうので、潮干狩りを楽しめるほどのあさりが生息できない環境が大きな問題となっています。
300万円をかけて改善へ
市の予算からあさりの食害調査や天敵駆除などに300万円を計上し、本格的にあさりの復活を目指しているので、今後の潮干狩り復活も期待がもたれています。
早ければ2年、遅くても3年で潮干狩りを復活させたいという関係者の意気込みが、片男波潮干狩り場のあさりを蘇らせてくれる日が待ち遠しいです。
※2015年のニュースなので、そろそろ潮干狩りの再開に期待が高まりますね。
加太潮干狩り場
加太潮干狩り場は、平成20年に大阪府で発生した貝毒の風評被害で来場者が激減し、さらに貝毒対策のための設備整理などに経費がかかり過ぎるため、潮干狩り場の運営ができなくなってしまったとのことで潮干狩りが中止されました。
その後は8年連続で潮干狩りは開催できない状態になっています。
半永久的に出来ないという声も
漁業関係者の方の声には「半永久的に潮干狩りは出来ない」という意見もあるので、毎年潮干狩りの復活を望む声はあるものの、現実的には厳しい状態と言えそうです。
潮干狩り中止 まとめ
同じ和歌山市の潮干狩り場でも、中止の理由は別のものでしたね。
片男波潮干狩り場に関してはあと数年で潮干狩りの復活が期待できるようなので期待して待ちましょう。
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潮干狩りの中止から学べることは、あさりが住みやすい環境、きれいな海はみんなで守っていきたいということです。自然を大切にしていくことで、一日も早い潮干狩りの復活を待ちましょう。