入学式を終え、子供たちの新しい学校生活がスタートしました。
新しいスタートの後には担任の先生による家庭訪問が待っています。
家庭訪問の悩みの中で最近増えているのは「お菓子やお茶を出すタイミング」に関する悩み。そもそも出す必要があるのかといった疑問まで登場しているので、家庭訪問におけるおお茶出しのマナーについてご紹介したいと思います。
家庭訪問のお茶菓子におけるマナー
さっそくお茶菓子に関するマナーをご紹介します。
このマナーをおぼえておくと家庭訪問の時だけでなく、急な来客の際にも活用できるのでこの機会に覚えておくと良いでしょう。
お茶菓子を出すタイミング
家庭訪問でお茶を出すタイミングは先生が着席してすぐに用意するのが理想的です。
後で出すこともとくにマナー違反というほど悪いわけではありませんが、家庭訪問の時間は意外に短いうえに、一旦話し始めるとお茶菓子を出すタイミングを作ることは難しくなってしまいます。
帰り際になって「お茶だけでも飲んでいってください」と急いでお茶を出すこともできますが、先生も一気にお茶やお菓子を口に入れて、場合によってはもぐもぐと食べながら家庭訪問が終了するなんてケースもあるので、一番無難な先生の着席のタイミングが理想的となります。
お茶菓子を出す必要はあるのか
そもそも家庭訪問で先生にお茶菓子を出す必要があるのかと言う疑問もあります。
出す必要がないと感じる理由
お茶菓子を出す必要がないと感じる人が多い理由には「先生があまり食べない」という点にあります。
せっかく用意したお茶菓子がほとんど食べてもらえずに残される姿を何度か見ているうちに「どうせ食べないし」という気持ちが強くなり、そもそも用意しない方が良いのではないかと言う疑問が強く生まれているのです。
なぜ先生はお茶菓子を食べないのか
先生はなにも遠慮してお茶菓子を口にしないのではありません。中にはホントに遠慮している先生もいるかもしれませんが、遠慮以外にもお茶菓子を食べない理由があるのです。
その理由には「お腹がいっぱいで食べたくても食べられない」ということがあげられます。
複数の家庭を廻る家庭訪問では各家で先生のお出迎えが行われ、その都度お茶とお菓子が登場するのです。
来客時に登場するお菓子と言えば和菓子で、その和菓子は小さいサイズでも意外にお腹にどっしりとのこるお菓子だったりします。
はじめのうちは喜んで食べている先生も、いくつか食べているうちにお腹がいっぱいになって食べられなくなってしまうんです。
そんなお腹の都合もあって先生はあまりお菓子を食べれなくなってしまいますし、先生によっては平等にするためにお茶菓子にははじめから手を出さないといった考えの方もいるのです。
したがって、あまり食べてもらえなくても気にする必要はないのです。
玄関でも出した方が良いのか
先生の中には玄関で家庭訪問を済ませる人もいます。
こんな時はお茶菓子を出した方が良いのか迷ってしまいますね。
お茶菓子は玄関でも出す
結論は玄関でも出します。
玄関で済ませるくらいなので、お茶を用意しようとしても「いいです」「お気になさらず」といったことを言われると思いますが、「すぐに用意します~」などと言いながらササッと用意すると良いでしょう。
この場合はほとんどお茶菓子を食べてもらえないまま家庭訪問は終了すると思いますが、それでも来客が来たのですから礼儀としてお茶菓子を出しましょう。
美しい日本の美学
不要なのではとさえ思われてしまう家庭訪問でのお茶菓子。
食べてはもらえず飲んでももらえないそのお茶菓子には「その場を華やかにする」といった効果があり、いっけん意味の無いように思えるその行動には日本人の「おもてなしの心」が現れているのです。
海外からも絶賛される日本の美は、家庭訪問の場面でも遺憾なく発揮しましょう。
家庭訪問のお茶菓子 まとめ
家庭訪問の際にお茶菓子は必ず出さなくてはいけないわけではありません。
しかしながら子供を持つ親と言う立場としては「来客に対するおもてなし」という意味合いで用意することが望ましいです。
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残ってしまったお茶菓子は家族みんなで美味しくいただきましょう。