新入社員はなぜやめるのか?
新入社員が辞めてしまうと
会社にとっても大きなダメージですが、
なにより辞めた本人の人生にとっての
ダメージこそが大きくなってしまします。
もし辞めずに済むのであれば
今の会社を続けていた方が
将来のためには良いと言えるでしょう。
そんなことは分かったうえで
なお退社という結論が出るほどに
新入社員は悩んでいるものです。
ここからは、なぜ新入社員が辞めてしまうのかを
紹介していきますので、今まさに新入社員のあなたも
新入社員のころの気持ちを忘れてしまったあなたも
一度目を通してみてください。
新入社員が辞めたくなる【深刻な理由5選】
学校を卒業して間もない新入社員。
まだまだ仕事に対する責任感も弱く
入社早々「仕事が楽しくて仕方がない!」と
そんな気持ちになれる人は少ないですよね。
まだ遊びたい気持ちが勝ってしまうので
仕事に行くことさえも辛い。
それが新入社員というものです。
入社して1年以内の退社率は増えていますが
1年以内で退社し、転職先を探すということは
なかなか簡単なものではありません。
正社員での採用はあきらめて
派遣社員や契約社員からのスタートを
余儀なくされてしまうでしょう。
そのリスクを忘れてしまうほどに
新入社員を追い詰めているものとは何なのか?
1 職場の上司や同僚との人間関係に関する悩みとトラブル
今も昔も変わらないのも、それは
会社での人間関係によるトラブルです。
同僚や先輩との人間関係
入社してすぐは、
なかなか人間関係をうまく築くことができずに
悩んでしまう人が多いです。
組織の中では必ず気の合わない人もいます。
学校では関わらないようにすることで
トラブルを回避することもできますが、
会社では無視して過ごすことができません。
この学校と会社とのギャップに
うまく対応できるようになるのも
社会人として必要な能力です。
上司に相談することが一番なのですが、
相談相手によっては
「新人いじめの常習犯」だったりもします。
最近の会社には
スタッフの相談窓口も用意されていることが多いので
一度そちらに相談してみるのも良いでしょう。
会社による圧力
会社によっては採用後に
「このスタッフをやめさせたい」という
事情が発生する場合があります。
しかし会社としては
会社都合で辞めさせるわけにはいかないので
いじめを使って退職に追い込むいびり出しが
行われるケースもあるようです。
しかし、ほとんどの社内いじめは
会社側ではなく、個人的に行われることが多いです。
いじめにあっていると感じた時は
独りで悩まずに親しい相手に相談して
まずは心の負担を軽くしましょう。
2 給料の少なさや休憩の少なさ
入社時点では納得していた給料の額も
いざ手に取ってみると少なく感じ
そこから退職を考え始めるケースもあります。
そして、給料が少ないと感じる理由の1つに
「こんなに大変な仕事を行っているにもかかわらず、
給料ってこれだけなの???」という
労働に対する対価の低さが
さらに給料に対する不満を多くくしてしまいます。
とくに多くの場合は
アルバイトの経験があり、
丸々手取りでもらえるバイト料と
年金や保険を引かれた給料とを比較して
バイトの時の方が給料が良かったと
感じてしまうことも多いようです。
たしかに新入社員の給料は低いものです。
しかし、まだ仕事が分からずに
先輩に指導さえながら仕事を学んでいる状態で
給料がもらえているのだから
採用されたことに感謝して
今後増えていく給料に期待しましょう。
いきなり高額な給料で採用されることが
むしろまれなケースということです。
3 希望の配属先につけなかった
新入社員の中でも
「この部署に配属されるために入社した!」と
意気込んで入社した人にとっては
希望外の部署でのお勤めは苦痛です。
「ホントの自分はここにはいない」
「力を発揮できるところで働きたい」
その想いが強くなるにつれ、自分への挑戦として
退社してしまうケースに発展してしまいます。
会社側としては、有望な人材こそ
多くの業務を経験させることで
後々の会社を背負ってほしいという思いもあるのですが、
新入社員にはなかなか理解されません。
とくに総合職を希望している新人には
キャリアを積ませるという意図があります。
ここまでが
新入社員が辞めたくなる【深刻な理由5選】
のうちの3選です。
新入社員の深刻な悩みが
少しづつご理解頂けていると思います。
引き続き、残りの2選にも目を通して頂き
新入の苦労を和らげましょう。
つづきはこちらの後編で。
新入社員が辞めたくなる【深刻な理由5選】後編